1年C組 深田沙良さんが地域探究論文コンテスト「津軽賞」で佳作を受賞

  

  

このたび1年C組の深田沙良さんが弘前大学の主催する「第1回 地域探究論文コンテスト 津軽賞 個人部門」において佳作を受賞しました。全国から376人の応募がある中での数少ない受賞者ということでよく健闘してくれました。本人に少しインタビューをしましたので掲載させてもらいます。

  

 

── 受賞おめでとうございます。まずは感想を聞かせてもらえますか?

 

(深田) 弘前大学のことを何も知らなかったのですが、国語の授業でやってみようということで、挑戦するなら本気でやってみようと思いました。こうした結果が出たのは嬉しいです。ただ、今はまだあまり実感がないですね。

 

── 今回、応募した論文のテーマが「金魚掬いと人の関りについての研究」ということですけれども、なぜこうしたテーマをとりあげようと思ったのですか?

 

(深田) もともとは大和郡山市の街に金魚ボックスというものがあったんですけど、それが撤去されてしまって。それを目当てによく人が集まっていたので、そこで、どういう関わり方で金魚と人の接点があって大和郡山市が盛り上がっていたのか、また次の大和郡山市を新しい人が来てくれるような観光地にするにはどうしたらいいのかなと思いとりあげることにしました。

 

── 実際に論文を書いてみて、何か新しい発見などありましたか?

 

(深田) 調べるにあたって「こちくや」という金魚すくい道場にうかがい、金魚すくいを教えてくれる師範の方に取材をしたときに、金魚すくいというのは昔からあったけど、当時は金魚がすごく高価なもので、庶民の手に渡らないものであったということを知り、そこからどうやって今のようなお祭りや、ローカルな場所で庶民の手に届くように、金魚と庶民が接点を持つようになったのかなと疑問を持てたり、多くの新しい発見がありました。

 

また、師範の方が「金魚すくいの水槽を一つ置いてみたら自然と人が集まってきた」という言葉をおっしゃっていて、それを聞いて、金魚って人に愛されるものであって、金魚すくいは誰でもできるようなものなんですけど、そこに人と人のつながりが生まれたりとか、金魚はやっぱり愛されるものなのかと思い私はすごく感動しました。

 

── 今回の受賞を機に、何か今後の抱負についてはありますか?

 

(深田) 私は小論文を初めて書いたようなものなので、修正点も多かったですし、書くことについて何にしようとか、タイトル決めから難しかったです。でも今回この賞を取らせてもらってすごく自信がついたので、大学につなげていけるように小論文の勉強であったり、また新しいコンテストがあれば挑戦したり、より上を目指していけたらいいなと思います。

 

── ありがとうございます。今回は受賞おめでとうございました。

 

(深田) はい。ありがとうございました。